第43回一色マラソン

何を書いても言い訳にしかならないが。
一色の海をなめんなよということだろう。


このレースは、コースは平坦だから風だけが問題。
今朝、出かけると風がない。ラッキーと思った。
現着してもそんなに風はない。
しかし、体育館で着替えなどして、
ウォーミングアップにでかけると、
いつの間にか風が強い。


スタートしてしばらくは順風だが、海岸の堤防は猛烈な逆風。
あとから気がついたが、
逆風のところは海岸の堤防を走る。
順風のところは少し陸地に入ったところを走る。
この差がすごい。
逆風のところでも陸地に入ったところはそうでもなかった。


スタートに戻って、
1.5kmに給水ポイント。
給水する人はほとんどいない。
2kmくらいから逆風。
しかし、事前に測ってきた距離からすると、どうも予定より早い。
5kmで予定より39秒早い。
まずいな。少しペースを落とす。
8kmで65は過ぎているだろうという人に抜かれた。
次々と抜かれる。
この逆風でそんなに飛ばして大丈夫なのだろうか、
と他人事ながら心配になる。
10km過ぎから順風に。給水を取って反転攻勢だ。
次々と抜いていくが、さっきの老人との差は縮まらない。
それどころか、13kmの一色大橋以降は差が広がるばかり。
15km以降は見えなくなった。
15kmでは予定より11秒早い。
しかし、この15kmの位置は事前の測定より150mくらい先だった。
16kmくらいから立て直してペースアップ。
17.7kmの給水はスルーして海岸の堤防へ。
残り3kmでまだ46秒早い。
しかし、ここから逆風。風にさらされると腕がしびれる。
2km付近で経験したこともないような猛烈な突風が。
と思ったら、その猛烈な風がまったく止まない。
こんな風では走れない。
ほとんど歩いているような感覚になる。
延々と続く堤防を右折してやっと逆風から少し逃れたときには、
もう気力、体力とも尽きていた。
残り1kmで8秒遅れ。
これを取り戻すことなどもうできない。
気力を振り絞って走っていると、
ゴール前300mくらいでさっきの老人が歩いていた。
この人も逆風にやられたんだな。
ゴールして記録証を受け取ると、1時間39分32秒。
こんなはずでは。


自分の計測
0:22:37 5km
1:09:49 15km
1:23:41 残り3km
1:33:25 20km
1:33:55 残り1km
1:39:16 ゴール


まあ、でもこのコンディションでこのタイムを出せたので、
自信にはなった。