何を書いても言い訳にしかならないが。
一色の海をなめんなよということだろう。
このレースは、コースは平坦だから風だけが問題。
今朝、出かけると風がない。ラッキーと思った。
現着してもそんなに風はない。
しかし、体育館で着替えなどして、
ウォーミングアップにでかけると、
いつの間にか風が強い。
スタートしてしばらくは順風だが、海岸の堤防は猛烈な逆風。
あとから気がついたが、
逆風のところは海岸の堤防を走る。
順風のところは少し陸地に入ったところを走る。
この差がすごい。
逆風のところでも陸地に入ったところはそうでもなかった。
スタートに戻って、
1.5kmに給水ポイント。
給水する人はほとんどいない。
2kmくらいから逆風。
しかし、事前に測ってきた距離からすると、どうも予定より早い。
5kmで予定より39秒早い。
まずいな。少しペースを落とす。
8kmで65は過ぎているだろうという人に抜かれた。
次々と抜かれる。
この逆風でそんなに飛ばして大丈夫なのだろうか、
と他人事ながら心配になる。
10km過ぎから順風に。給水を取って反転攻勢だ。
次々と抜いていくが、さっきの老人との差は縮まらない。
それどころか、13kmの一色大橋以降は差が広がるばかり。
15km以降は見えなくなった。
15kmでは予定より11秒早い。
しかし、この15kmの位置は事前の測定より150mくらい先だった。
16kmくらいから立て直してペースアップ。
17.7kmの給水はスルーして海岸の堤防へ。
残り3kmでまだ46秒早い。
しかし、ここから逆風。風にさらされると腕がしびれる。
2km付近で経験したこともないような猛烈な突風が。
と思ったら、その猛烈な風がまったく止まない。
こんな風では走れない。
ほとんど歩いているような感覚になる。
延々と続く堤防を右折してやっと逆風から少し逃れたときには、
もう気力、体力とも尽きていた。
残り1kmで8秒遅れ。
これを取り戻すことなどもうできない。
気力を振り絞って走っていると、
ゴール前300mくらいでさっきの老人が歩いていた。
この人も逆風にやられたんだな。
ゴールして記録証を受け取ると、1時間39分32秒。
こんなはずでは。
自分の計測
0:22:37 5km
1:09:49 15km
1:23:41 残り3km
1:33:25 20km
1:33:55 残り1km
1:39:16 ゴール
まあ、でもこのコンディションでこのタイムを出せたので、
自信にはなった。