「全ての置換は互換の合成であらわせる」は、バブルソートを考えれば明らかだろう。
互換の数の偶奇は決まっているかは、証明を忘れた。
ので、ちょっと考えてみた。
もし置換σが偶数と奇数のどちらでも表せたとすると、
ただし、si, tjは互換で、m+nは奇数。すると、
ここで、eは恒等変換。tj-1も互換だから、恒等変換が奇数個の互換で表せることになる。ここで、
f = (a - b)(a - c)(a - d)(b - c)(b - d)(c - d)
という式を考える。このときaとbを入れ替えると、
(a - b)
という項は符号が入れ替わる。
(a - c)(b - c)
は不変である。他も同様。
だから、互換はfの符号を変える。ということは、奇数個の互換を作用するとfは符合が変わる。これはeが恒等変換と矛盾する。よって、互換の数の偶奇は定まる。