ループコースパズル

例えば、このような図があったとする。

ここに一つのループを書く。
書いてある数字は、その周りの4辺のうちループコースが書かれている辺の数である。これを解くと次のようになる。

このパズルは好きだが、非常に難しいことがある。なぜ難しいかというとパターン化されないからだ。パターンはいくつか簡単なものがあるのだが、それ以外のパターンになっていない部分が多い。そういう場合は、仮定を置いて考える。ある辺を通るかどうかを考えるときに、通る仮定して頭のなかでコースを作っていく。そして矛盾すれば通らないということになる。通らないと仮定して矛盾すれば通るということになる。あるいは、2通りが考えられる場合に、どちらでもこの辺は通るならこの辺は通ると確定する。どちらでも通らないなら通らないと確定する。このような仮定を重ねながら少しずつ解いていく。


この雑誌には懸賞がついている問題もあるが、本当に難しい問題は懸賞問題の隣にあったりする。非常に難しい問題を匍匐全身のように少しずつ長い時間をかけて解いていった。そして、最後に4つの線が一つのマスに集結するところだけが残った。このようなところは全体を見て、ループが一つになるようなつながりを選択する。ときどき全体を見なければ解けないのもこのパズルの魅力の一つだ。局所だけ見ていればいい複合ナンプレとはちがう。しかし、今回の場合どうもうまくいかない。複数解があるようだ。懸賞がかかっていない問題は解答が後ろに載っている。それを見ると、なんかおかしい。よく見ると、明らかにこの解答はまちがっている。時間掛けたのに。