これまでは、当たりの種類が1つのゲームを考えてきた。
しかし、実際のスロットマシンなどは、
当たりの種類が10種類、20種類とある。
3種類で考えると、
当たる確率と返ってくるコインの枚数が、
20%,2枚
6%,5枚
1%,20枚
で、リターンが90%となる。
当たりの種類をnとし、
それぞれの当たりの確率を、
p1, ... , pn
返ってくる枚数を、
m1, ... , mn
また、
p = p1 + ... + pn
r = m1p1 + ... + mnpn
とする。
そうすると、今までとほぼ同じ、
違うのはqとFの満たす方程式くらいである。
Fはn元の多項式で、(超)平面
y = N + (m1 - 1)x1 + ... + (mn - 1)xn
を超えない(k1, ... , kn, N + (m1 - 1)k1, ... , (mn - 1)kn))への経路の数が、
x1k1...xnknの係数となる。
(以下、めんどいのでEinsteinの略記法を使う)
まず、コインがなくなるまでのゲーム回数の平均は、
さきほどの方程式より、
といつもと同じになった。
分散は、
ここで、
また、
より、
普通に表記すると、
最後だけ、ちょっと変わった結果になった。
いや、こう書けば単なる足し算か。
これでおしまい。
1ヶ月かかったね。