前回、
xFm - F + 1 = 0
は一意に解が求まるが、
m次方程式なので、m個解がありそうだが、
という疑問が出た。
解が簡単に求まる m=2 の場合を考えてみよう。
というわけで、
F = 1 - ... or 1 / x - 1 + ...
となって、2つの解が出てくる。
ローラン展開?
負の次数の項があると考える。
最低次数を k とすると、
F(x) = akxk + ...
(akmxmk+1 + ...) - (akxk + ...) + 1 = 0
だから、
mk+1 k 0
の3つのうち、
どれか2つが等しくて、残りの1つより小さくなければならない。
k と 0 が等しいなら従来の解、
mk+1 と 0 が等しいと、k の方が小さくなって不可、
mk+1 と k が等しいとすると、
次数がこうだと、すでに m-1重で多義的のような気がするが、
係数を求めると、
akm - ak = 0
だから、ak = 0のときも含めて、m個の解がある。
m=3として、a-1/2 = 1を選んで、ここから次の項などを求めたが、
めんどいので説明はパス。
そのとき次のように変換することを思いついた。
これを元の式に代入して整理すると、
Gm - G + t = 0
どこかで見たことのある方程式のような気が。
それはともかく、
G(t) = a0 + ...
とすると、
a0m - a0 = 0
となって、a0がm通り選べて、
漸化式もここには書き下さないがちゃんと出てくる。
だから、少なくとも x = 0の周りで解がm個存在する。
脱線したが、次はいよいよ確率を具体的に求める。