元に戻って、
直線が、y = x + N のときの経路数を数える。
(x, x + N) ではじめてぶち当たる経路数の母関数を GN、
当たってもいいが抜けないで (x, x + N) を通る経路数の母関数を FN とする。
経路を考えるのに、まず最初に直線に当たる経路とそこから先と分けて考える。
そうすると、
FN = GNF
(F = F0 とする)
となることが分かる。
(この辺は母関数に慣れていないと分かりにくいかもしれないが、
とにかく展開してみるとわかる)
また、
GN+1 = FN
だから、
GN = FN
よって、
P(X=2k+N) = pk(1-p)k+Nak
ただし、
F(x)N = a0 + a1x + a2x2 + ...
例によって確率を全部足すと1になることを確かめる。
ak をまともに計算するのは難しそうなので、
母関数のまま考えてみるのが常套手段。
この項、つづく。