ランステ

皇居外周コースを走るためにランステを利用した。いつもは皇居の近くのホテルに泊まって朝早く起きて走りに出かけて帰ってきて風呂に入って10時間際にチェックアウトする。しかし、今回は夜行で来たのでそうはいかない。


皇居の外周コースは約5kmだが、5kmにはわずかに、私の足で5秒ほど足りないらしい。この程度ならよほど足の速い人でないかぎり気にならないだろう。今日はここを、25分−24分−23分−22分で走るというプラン。これがクリアできればサブ3.5が見えてくる。「ランナーズ」では、15kmを25分−24分−22分半で走れればサブ3.5、なんて盛んに書いているが、私の感触ではこれはかなり甘い。これは、春になんとかサブ4で走った頃でも軽くクリアしていたようなタイム設定だ。実際に走ったわけではないが。


ランステは路地裏のようなところにあった。水道橋から歩いて、十分に地図を頭に入れてあったから迷わなかったが、本当にその前まで来ないとわからない。オープンの8分前に来たら、すでに3人並んでいた。男性、還暦くらいの男性、20代女性。並ぶと1分でオープンした。
中に入り、自販機で700円の券を買う。高いと思うが代替手段がない。ロッカーに荷物を預けて、走り終わってからマンキツでシャワーでも値段は変わらないが、それよりもランステのほうが環境がいいだろう。ああ、マンキツなら走り終わってから水分補給し放題か。
なぜかくじ引きをする。アミノバリューの粉末があたった。これを持ってきた水に入れればいいことに気がついたのはシャワーを浴びた後だった。ロッカーの使い方はわかりにくい。フロントで渡されたカードをロッカーの扉の裏に差し込んで使う。そして、ロッカーのキーを腕にはめる。だからランステ利用者は見ればわかることも。ロッカーに荷物を入れて着替えて出かける。


皇居外周は近いようで遠い。目の前まで来ているのに信号が2つ。
竹橋でストレッチ。100mごとに県の花のプレートが歩道に埋め込まれているので、コースを戻ってそれを探す。新潟のチューリップがあった。ここをスタート地点とする。
最初の周回はウォームアップのつもりで。最初の100mが29秒台、200mが59秒台。いいペース。ただ、このへんは少し上っている。いつも思うが、桜田門までの長い長い下り坂の分をどので上っているのだろうか。今日も気をつけて見ていたのだがよくわからなかった。
このコースはゆったりペースの人が多くほとんど抜かれたことがない。しかし、1人に抜かれた。普通のペースなら抜き返せるのに。ペースを守る。最後にもう1人に抜かれた。戻ってきて、23:45。抜かれた子につられてしまったか。
2周目、23:11。調子に乗りすぎだ。確かに最後は少し飛ばしてしまった。
3周目、次々と、というほどでもないが、抜かれる。大学の陸上部だろうか。この頃から観光客が多くなり、走りにくくなった。「ごめんなさい」と声をかけてから脇をすり抜ける。22:29。
最後の周回は、疲れてラストスパートもきかなかった。22:13。


4.98km 23:45.32
4.98km 23:11.20
4.98km 22.28.84
4.98km 22:12.64

                                  • -

19.92km 1:31;38.00

目標には少し足りなかったが、まずまずだろう。
ハーフ換算で1:37:03。今シーズン3回目の20kmであっさり実質ベスト大幅更新。名古屋シティの申込みのとき予想タイムを1:36と書いた。これは昨シーズン後に考えたこのレースでこのくらい出しておきたいというタイムだったが、これも現実的になってきた。


ランステに帰る途中に、足がつった。両足の足の裏。睡眠不足だし、そういえば今朝ほとんど水分採っていない。朝っぱらから水なんか飲めない。レースのときは水以外のものを飲むが。ついでに道に迷った。なんとかランステにたどり着いて、水を飲んだら落ち着いた。
シャワーは6基あって、1つだけ空いていた。狭いが、腰掛けるところがある。これが少し高い。お前の足が短いだけだろ、と言われそうだ。シャワーを引っかけるところが下にもあればいいのに。
外に出ると、すべてのシャワー室が空いていた。ロッカーはほとんど空きがなかった。いったい誰が使っているのだろう。ランステの企画のせいか?そういえば、ゆっくり走っているランステの集団を見た。ここにいるのは若い子が多いようだ。
カードを返して、ランステを去った。